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特許の説明を英語のresumeに書く

いよいよ本腰をいれて就職活動をしなければならない.就職活動といっても,自分の場合は転職活動なので,フツーにDとって就職というのとはえらく違う.

前からCV(curriculum vitae. a summary of your academic and work history)やらresumeやらは用意しているのだが,よく考えるとpatentの情報を書いていなかったので用意することにした.

そこで疑問になったのは,特許公開広報xxxxxにあるけど,審査請求はしてないので,特許は持ってない,というのをどう書くかということ.審査請求しないとはどういうことかとえいえば,「日本においては特許防衛のためには,出願だけしておけば十分」(という考え方もある)ので,費用と時間がかかる審査請求はしない場合が多々あるために生じる.

結果として,企業研究員を何年もしていても,特許は持っていない,ということがわりと生じる.日本国内の企業でならば,そのあたりの事情の説明はしやすい.一方で,それが

  • usは審査請求制度を採用しておらず、全ての特許出願が審査される。
  • euは日本と同様に、出願審査請求(substantial examination request)制度を有している

そんなわけで,どう書いたらいいものか悩んでいる.スパっと出願してれば悩まずにすんだのだが.とはいえ,特許なんか数だけ出してもしょうがないのも事実.論文や著作物と違って取得するのも維持手数料も莫大なこと,研究者や開発者のやる気を最高に削ぐツールであることもあるので,いたずらにとっても仕方がないとは思う.

自分がまえ勤めていた会社では,CEOが代わったあたりのタイミングで,特許の出願自体も絞る方針に大幅転換した.2005の二月にフィオリーナ更迭.5月に現CEOのMark Hurdになる.というあたりで,あきらかに変わったのでした.

あまり細かなことは書けないけど,2005の前半までは「アイディアの絵を書いてA4 3枚くらいの英文を書けばアイディア料でいくらいくらくれる.あとは知財がよきにはからう」というものだった.それが,「グループ内,部署内で勝ちぬいて,さらにCTOのチェックを通ったものだけが出願できる」ようになった.

しかし,転職でCVなりresumeなりを書く段階になると,数を気軽に出せるようなほうが社員のためにはいいよなあ,と思ったのでした.

似た話では,「出していい学会」を制限している会社も多いけど,やっぱり気軽に出せるところのほうが社員にとってはいいよね.HPでは明文化はされていないけれど,IEEEとACM以外は禁止なかんじだった.自分のエリアでは.聞くところでは,IBMの基礎研はtop 5 conferenceというのが定義されていて,そこしか出せないとか.

以下はおまけ.

year HPのrank number 日本の会社とかメモ
2001 15 978 NECが二位
2002 9 1385 キヤノンが3->2になる
2003 2 1992 キヤノン2位
2004 4 1775 松下が2位
2005 3 1797 キヤノン2位.サムスンが6位
2006 5 2099 サムスン2位.キヤノン3位.
2007 9 1466 Sonyが10位に
2008 10 1422 サムスン2位,キヤノン3位

米国特許獲得数

国際特許出願だと,インドニュースの記事

パナソニックの1,891件(前年比162件増)で2年ぶりに首位奪還となった。第2位は、中国深センを拠点とする通信機器メーカー、華為技術(Huawei Technologies)の1,847件(同110件増)。華為技術は前年に中国企業として初めて出願件数首位の座を占めたが、今回はパナソニックの巻き返しで第2位に後退した。第3位はロバート・ボッシュの1,536件(同313件増)、第4位がフィリップス・エレクトロニクスの1,295件(同256件減)、第5位はクオルコムの1,280件(同373件)

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