最近でもまだまだみかける高橋メソッドによるプレゼン。このプレゼンは誰でもできるわけでないのはみんな気がついていると思う。
高橋メソッドが成り立つ条件は
- 聴衆が講演者もしくは講演プレゼンに注目している。
- 注目は絵にあつまらなければならない。(音だけなら高橋メソッドの意味はないよね。。)
正直いって、「有名人である」のであれば満たすのは造作も無いことだが、そうでない人にとってはこれを満たすのはむずかしい。
学会発表のように、プレゼン内容が当然網羅されているはずの論文が配布されていれば有名人でなくても、注目をひけるかもしれない。主催者による宣伝があってもいいかもしれない。一方で、ちょっと準備が適当になる「プレゼン資料そのものが事前配布される」場合には、読むのが単調で苦痛になってしまう。(私は活字アレルギーではない)
人間は絵に特に注目をするが、これは視覚情報のほうが音声情報よりも圧倒的に情報密度が高く、過去に視覚情報が便利だという学習があるためだと思う。高橋メソッドは視覚情報密度と音声情報密度が一致しているといっても過言ではない。すくなくとも、他の方法に比べて、視覚情報密度が低い。
そこで、高橋メソッドを聞いた聴衆は講演者の顔に自然と注目する。これは有名人や美男美女によっては「気持ちのいい」ことかもしれない。
ところが、シャイな日本人はこうはいかないのです。そこで絵を凝る、プレゼンテーションZENの世界にはいります。それはそれでむずかしい。プレゼンテーションZENワロスワロスな世界も待っている。あるいはSteve Jobs劣化とか言われることになる。
アニメのロゴをつかった説明なんかもいい方法なのかもしれないが、美人時計的なものであれば、絵はすくなくとも注目されるのではないだろうか。
ところで、アンサイクロペディアによる説明がすごいので暇なひとは見るといいよ!